イーロン・マスク氏が「オープンAI」を14兆8000億円で買収提案…狙いは?アルトマンCEOは「ノーサンキュー!」と対立姿勢

イーロン・マスク氏が「オープンAI」を14兆8000億円で買収提案…狙いは?アルトマンCEOは「ノーサンキュー!」と対立姿勢

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イーロン・マスク氏が「オープンAI」を14兆8000億円で買収提案…狙いは?アルトマンCEOは「ノーサンキュー!」と対立姿勢
イーロン・マスク氏がオープンAIを約15兆円で買収する提案を行いました。 ウォールストリート・ジャーナル紙によりますと、マスク氏の弁護士は10日、チャットGPTを開発したオープンAIの取締役会に974億ドル、日本円で約14兆8000億円で買収する案を提示しました。 マスク氏のAI開発企業「xAI」と合併させる構想を持っているということです。 この買収提案に対し、オープンAIのサム・アルトマンCEOはSNSに「ノーサンキュー。お望みなら旧ツイッター社を97億4000万ドルで買収しますよ」と投稿し、マスク氏提案の10分の1の値段でX社を買収する考えを示しました。 これに対し、マスク氏が「詐欺師」と返信するなど、非難の応酬が続いています。 このニュースについて、詳しく見ていきます。 まずイーロン・マスク氏ですが、トランプ政権で新たに設置された政府効率省のトップを務めています。 一方、オープンAIのアルトマンCEOは、1月にトランプ大統領と面会をしていて、大規模なデータセンターなどAIに関するインフラ整備を進める「スターゲート計画」というものを立ち上げています。こちらが総額約78兆円のビッグビジネスになるだろうということです。 ただ、大統領選の選挙期間中からトランプ氏と緊密な関係を見せてきたマスク氏ですが、同じくテック系のオープンAIの方にトランプ氏の気持ちが移りかけているのか、その辺りの思惑が気になるところです。 マスク氏は以前、スターゲート計画について「彼らはそんなに大金も持っていないよ」という発言で難癖もつけているわけですが、今後どうなっていくのでしょうか。 FNNワシントン支局の千田淳一支局長によると、マスク氏としては、自身やトランプ氏と長年対立してきたアルトマン氏がトランプ氏への距離を縮めてきたことは“邪魔で仕方がない”ということでした。 ただトランプ氏としては、今後、高みの見物で、しばらくは2人の関係を静観するのではないかとみているそうです。 ──このあたりどう見る? SPキャスター・山口真由氏: オープンAIがついに営利化するということでテック業界全部、戦々恐々としていると思いますが、マスク氏のオープンAIに対する執着は、かつて同じ夢を見て、たもとを分かったという個人的な応酬がかなりあると思うので、かなり難しいですね。 静観するという見方もありますがトランプ氏が黙っているのかどうか、その辺りも注目です。 FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/