強烈寒波…列島各地で異変 相次ぐ脱輪 車スタック…牙をむく「氷のわだち」【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年2月7日)

強烈寒波…列島各地で異変 相次ぐ脱輪 車スタック…牙をむく「氷のわだち」【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年2月7日)

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強烈寒波…列島各地で異変 相次ぐ脱輪 車スタック…牙をむく「氷のわだち」【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年2月7日)
今シーズン“最強・最長”寒波の影響で、日本海側を中心に災害級の大雪が降った。長引く雪の影響で、脱輪などの事故やスタックして動けなくなる車などが相次いだ。 ■続く大雪…列島各地で異変  福島市内の寺に設置された防犯カメラ映像。屋根からの落雪で辺りが白く煙っている。5日の夕方に撮影された映像。住職によると、寺周辺の当時の積雪は40~50センチほどで、雪質は重く湿っていたという。 盛林寺 住職 岡野定丸さん 「たまった雪が自重で落ちてきた。ドドドドドドっていう、地鳴りみたいな音。建物も揺れますよ、あのぐらい落ちてくると」  映像で光っていたのは人感センサー式のライトで、落雪に反応して点灯したという。  日本列島に襲来した数年に一度の強烈寒波。6日も、各地で大雪となった。  福島県会津若松市では、14シーズンぶりの大雪に。会津若松駅にある赤べこも、白虎隊の像も雪に埋もれている。  凍結した道路では、事故も起きた。  宮城県大崎市の国道を走る乗用車と、対向車線から突然飛び出してきた軽乗用車が正面衝突。軽乗用車は、助手席付近から出火。その後、炎上。乗用車に乗っていた2歳の女の子など4人がけがをした。 ■ホワイトアウト…恐怖の“視界”  強烈寒波の影響で、車が脱輪する事故も相次いだ。  新潟県上越市ではトラックが脱輪し横転。さらに、トラックから100メートルほど先のほうでもバスが脱輪。田んぼのほうに落ちてしまっていた。  バスの運転手によると、雪で視界が悪く、対向車とすれ違う時に側溝に落ちてしまったという。  車の脱輪事故は、富山でも起こっていた。  頭から突っ込むような状態で黄色い車が脱輪。運転手が脱出したのか、ドアは半開きのままだ。前方からの雪が吹き付けたのか、車体のフロント部分に多くの雪が降り積もっている。  脱輪事故があったのは、普段は見通しの良い道路。しかし、6日はホワイトアウト状態で視界が悪く、道路も雪で覆われていたため、田んぼとの境目が分からない状態だった。 ■車スタック…牙をむく「氷のわだち」  また、車のスタックも相次いでいた。  スタッフが脱出を手伝うも、タイヤは空転するばかり。そこでタイヤ周りの雪をどかそうとスコップで掘るものの、雪はカチカチになっていた。  1台脱出させたのも束の間、2台目のスタックした車が…。さらに数分離れた場所で、3台目、4台目、5台目のスタックした車があった。  市内各所でスタックして動けなくなった車が続出。JAFの富山支部には6日だけで例年の5倍、390件の電話があったという。  雪用タイヤを履いているはずの地域にもかかわらず、なぜこれほどスタックが多発したのか?   その原因は「氷のわだち」だという。 JAF 推進事業係 林宏二さん 「(車に)押し固められて、固くなってきた雪が気温の低下で凍っていって。へこんだ部分にタイヤがスポッとはまるような感じで停車させてしまうと、タイヤが空回りしてスリップした状態になって抜けられなくなる」  雪が一気に降ったことで除雪が追い付かず、路面に残ったわだちがそのまま凍り、雪用タイヤであっても滑るのだという。 ■生活に打撃…「入荷なし」棚が空っぽ  大雪によって、配送や物流にも影響が出始めている。サンドイッチなどが並ぶはずの棚は空っぽのまま。  この店では一部の食品を県外から仕入れていて、高速道路の通行止めや雪による渋滞が影響して、商品が届いていないのだ。 配送業者 「(Q.道はどうだった?)道は最悪です。ガタガタなんで、どこもかしこも。15分とかの所も30分とかかかったりするので」 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年2月7日放送分より) [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp