保元、平治、治承寿永の乱に想う

保元、平治、治承寿永の乱に想う

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保元、平治、治承寿永の乱に想う
誰もが知っている通り、 院政に端を発した政争は、 保元、平治、治承寿永の乱へと発展し やがて軍事政権である鎌倉幕府の樹立へとつながっていく。 朝廷は徐々に歴史の表舞台から姿を消し、 1867年の大政奉還をきっかけとして 再び古(いにしえ)の権威を、一時的ではあるが取り戻していく。 日本の中世の幕開けへと至るこれらの内乱は しかし、一体誰を幸せにしたのだろう。 一体誰のための、何のための内乱だったのだろう。 天皇家、貴族と武士達のこの戦を、 農民たち、商人たちはどう見ていたのだろう。 これほどまでに殺しあう必要が、本当にあったのだろうか。 上記の軍記物語に繰り返し出てくる言葉がある。 「武門の家に生まれなば・・・」 (武家に生まれてこなければ、このような悲しい思いをせずとも済んだのに) ※例えば、平家物語の敦盛最期の場面等 その慟哭に、胸を衝たれた人たちは多かったと思う だからこそ、鎮魂のためにも これらの物語が伝えられてきたのではないだろうか。 もう師走だ。 ありがとう!Okuruの年2024!